1: Anonymous 2015/03/20(金) 23:32:35.50 t
チャチャッチャ♪チャラララ♪チャチャッチャチャラララッ♪
ニャー
・・・前田吟
「なあ、めたるってなにぃ?」
文太「ああ?あー、俺のトラックでも時々運ぶぞ」
すぅ「東京のこばのおじさんが、歌が好きならめたるがいい、って言ってた」
文太「あいつわー、昔から変なもんが好きだったなあー」
すぅ「めたるのしーでぃーを作りたいんだって」
文太「なんだその、しーでぃー、って?」
すぅ「んー、なんとかでろりあんとか、そんなの」
文太「なんだその、でろりあん、って」
すぅ「んー、なんかー」
つづく
彼女は鼻の穴を気にしながらとうとう十一時間、――その間に昼飯と三時休みと二度だけ休みがあったんだが、昼の時は腹の空いてる為めに、
も一つはミキサーを掃除していて暇がなかったため、とうとう鼻にまで手が届かなかった――の間、鼻を掃除しなかった。彼女の鼻は石膏せっこう細工の鼻のように硬化したようだった。
彼女が仕舞時分に、ヘトヘトになった手で移した、味噌の樽から小さな木の箱が出た。
開けてみると誰かの卒業の思い出がいっぱいつまっていた。
流れてきたメロディーを聞くと体が勝手に動き出し、気が付くと東名高速道路のサービスエリアの駐車場にいた。
目の前に一番星と書かれた看板をつけたデコトラがやってきた。
「もあちゃん、乗って。」
2つくらい年上の少女だろうか。なぜかなつかしい。言われるままに乗ってしまった。
「次は川崎でもうひとり拾うんだな。」
菅原が長距離運転で硬くなった体を伸ばしながら誰にともなく言う。
満天の星空を見上げるたびになにか心がざわめくような気がしていた。
浮かぶ星座のように、心がひとつになれるような友がどこかにいるなんて考えるのは、どうしようもない孤独を抱えているからなんだろうか。
今日はそんな心のざわめきが妙に強くて怖かったりもした。
トマトを食べ終わってさて家に帰ろうと思った時、背後に車が止まった音がした。
「ゆいちゃん、乗って」
ふりかえると電飾をギラギラと輝かせたトラックが停まっていた。
自分と同い年くらいの少女が持っているオルゴール、2つくらい年上の子の宝物、なんでこんな思いがいきなりうかんでくるのだろう。。
なにか遠い日の約束を果たす時は今だというような気がしてきてしかたなくて、トラックに乗ってしまった。
菅原が人懐こい笑みを浮かべてつぶやいた。
「この箱を見た時、なにか忘れてしまってる凄く大事なことがはいっているような気がしたの。ほら、このいちばんキラキラしてる宝物見た時、『だーい好き』って言葉が浮かんでね。。」
と言いながら触れたとたん、彼女の脳内に滝のように記憶が流れこんできた。
豊川稲荷の初詣。
いつもは近所の神社で済ませたり、やらなかったりした初詣だったが、その年はもあにとって特別な年だった。
キッズ雑誌モデルとして芸能事務所にはいるのが決まり、東京へ行くことになったのだ。
それは、新しい門出の時でもあったが、小さなもあにとっては一緒に育ってきた幼なじみとの別れの時でもあった。
初詣客で賑わっている豊川稲荷で、もあはお母さんとはぐれてしまった。
白いうさぎを見つけて、夢中でその小動物のあとをついていってしまったのだ。
もう帰り道もわからない、深い森で泣き虫なもあ。
「またママを困らせちゃったみたい。」
「泣かなくてもいいんだよ。」
声のほうを見上げると、白いキツネがいた。うさぎではなかった。
「これから君は、新しい道を歩むことになる。どの道も選んでもいいんだけど、選んだ道が君の道。
友達と別れるのはは悲しいことかもしれないけど、それはまたこれから新しい不思議な事件沢山の出会いがあるってこと。
君に魔法をかけてあげるから、これから言うことをやっていきなさい。
友達がやってくるのを待っていないで、自分から勇気を出して友だちになろうって笑顔で向かっていくこと。
おや、お母さんが探している。扉の向こうで呼んでいるよ。
行きなさい。」
「もう、もあ、あなたはすぐいなくなっちゃうわねえ。」
お母さんが駆け寄ってきて、ホッとした表情でもあをだきしめた。
「帰ろうか。お稲荷さん買って。みかんがはいったやつにしようか。」
帰り道に過ぎた、神社の狛犬のキツネ像が、笑っているように見えた。
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制作・著作
NHK
引用元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/babymetal/1426861955/
「すぅわぁー」って人前で話す時によく使ってるけどせめて成人するまでに直した方がいいって気付くかな
とっても可愛いんだけどね笑
もひとつやな